次亜塩素酸水による新型コロナウイルス対策に関する機能水研究振興財団の見解 次亜塩素酸水とは、酸性電解水が食品添加物に指定さ れた際、国によって命名・定義されました。すなわち、本来、 「NaCl又はHClを電解して生成する次亜塩素酸を主成分と する水溶液」を指し、生成化学種はHClO、H+、ClO-です。 一方、便宜的に「次亜塩素酸水」とされた、次亜塩素酸 ナトリウムに酸(NaClO)を混和・希釈したものは酸性化 NaClO溶液で、酸-Na塩が混在します。また、ジクロロイソ シアヌル酸ナトリウムは水に溶解すると次亜塩素酸を生 成しますが、その際にジクロロイソシアヌル酸が残存しま す。従って、厚労省の規定に照らすと、これら2つは次亜塩 素酸水に該当しません。 また、これら2つに関して、公的な規格は無いため、危険 な高濃度のものが製品として販売されています。しかも、 安全性に関する公的試験報告はこれまでありません。 左図の安全上の注意にある「製品に記載された使用上 の注意を正しく守ってください」という文言が無い製品が出 回っています。つまり、安全性の保障は全く不十分です。 「次亜塩素酸水」を用いての拭き掃除に関しては、80ppm 以上のものを使うように発表されましたが、この根拠にな る実験的エビデンスはどこにも提示されていません。 新型コロナウイルスに不活化活性が確認された本来の 次亜塩素酸水による拭き掃除で、以下のやり方で十分に 効果を上げることができます。すなわち、対象物品に次亜 塩素酸水をビショビショにかけ、約10秒後ふき取ります。こ れを2回繰り返します。1回目で汚れを取り、2回目で除菌・ 不活化効果が発揮されます。 (一 財)機 能 水 研 究 振 興 財 団

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