微酸性次亜塩素酸水とは
微酸性次亜塩素酸水の役割やはたらき
厚労省認可の電気分解で生成する微酸性次亜塩素酸水
厚労省認可の
電気分解で生成する微酸性次亜塩素酸水
微酸性次亜塩素酸水の役割やはたらき
微酸性次亜塩素酸水は、「塩酸」または、「塩酸に塩化ナトリウムを混合したもの」を電気分解することにより生成される、次亜塩素酸(HOCl)を主成分とする水溶液です。次亜塩素酸は強い除菌力を有しており、大腸菌や黄色ブドウ球菌など様々な食中毒菌、ウイルスに対しても高い効果があります。
また次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒薬の主成分)では効果の表れにくいカビ類に対してもその効果を発揮します。また次亜塩素酸は、その存在比率がpH値によって変化します。
pH値が2〜7の酸性領域では非常に高く、逆にpH値が7を超える(アルカリ性に推移する)と急激に減少します。アルカリ性へと偏るにつれ、除菌力の微弱な次亜塩素酸イオン(OCl-)の比率が増え、pH値が9を超える領域では、次亜塩素酸の比率は10%以下となります。
実際に40ppmの酸性次亜塩素酸水は、1,000ppm次亜塩素酸ナトリウム液と同等の除菌力を示します。
また、微酸性次亜塩素酸水は2012年に食品添加物にも指定されており、肌に触れたり、口に入っても安心安全です。アルコール除菌が有効でないノロウイルスにも有効です。
認可されている微酸性次亜塩素酸水の定義
厚生労働省から食品添加物として認可されている微酸性次亜塩素酸水には定義があります。
定義:「塩酸」または、「塩酸に塩化ナトリウムを混合したもの」を電気分解したもの
とされています。
新型コロナウイルスの流行で、アルコールが不足したことで様々な次亜塩素酸水という名前の製品が販売されていますが、上記の定義から外れている製品は食品添加物として認められた微酸性次亜塩素酸水とは異なるものになります。
名前は似ていますが全く異なるものです
次亜塩素酸ナトリウムは一般的に、台所用塩素系漂白剤として販売されている製品です。
使用の際はパッケージに記載されたとおりに希釈して使用します。
液性はアルカリ性で、非常に皮膚への刺激が強く素手で触ると手荒れの原因になるので手袋の着用は必須です。
濃度の高い溶液を使用する際は、更にマスクの着用も推奨されています。
食器類や手すり、ドアノブなどの消毒に使用されることが多く、漬け置きのち、しっかりと水で洗い流す、もしくは拭き上げが必要です。
酸性タイプのものと一緒に使用すると、有害なガスが発生し、事故の原因になります。
微酸性次亜塩素酸水は「塩酸」または、「塩酸に塩化ナトリウムを混合したもの」を電気分解しで生成されたものです。
希釈せず、原液のまま使用します。微酸性の製品なら、皮膚に近いph値で皮膚への刺激が少なく、身の回りに使用しやすいです。
有機物に触れると水に戻る性質があるので、身の回りの清掃に使用するときは汚れを取り去ってから、使用してください。
また、ボトルに詰めなおして使用する場合は生成年月日を記載し、1週間以内に使い切り、保管は遮光された場所で行ってください。
次亜塩素酸ナトリウム |
微酸性次亜塩素酸水 |
|
主成分 | 次亜塩素酸イオン(ClO-) | 次亜塩素酸(HClO) |
ph値 | ph12以上(強アルカリ性) | ph5.0~6.5(微酸性) |
有効塩素濃度 | 11,000~120,000ppm(強アルカリ性) | 約10~80ppm(微酸性) |
使用方法 | 用途に応じて100~10000倍に薄める | 原液で使用する |
におい | 強烈な塩素臭 | 基本的に無臭。反応時に少しの塩素臭。 |
用途 | 器具や容器の除菌、漂白剤 | 食品の除菌洗浄、器具や衣服などの除菌消臭 |
安全性 | 金属を腐敗させる。トリハロメタンが発生 | 目や口に入っても問題なし(飲用ではない) |
刺激性・毒性 | 刺激あり、肌荒れ。酸との混合で有毒ガスが発生 | なし |
殺菌力 | 高濃度(100ppm以上)にすればあり | 効果大 様々な微生物を不活性化 |
消臭力 | 効果薄 塩素臭が残る |
効果あり 臭いそのものを分解する |
取り扱い | 手袋やマスクなどの保護具が必要 | そのままでOK |
人体への影響 | 影響大 | ほぼ影響なし |
NITEの最終報告により有効性が認められています
NITE(ナイト)[独立行政法人 製品評価技術基盤機構]は第5回「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」を6月25日に開催し、新型コロナウイルスを用いた候補物資の有効性評価結果の最終報告をとりまとめました。
その中で、次亜塩素酸水(電解型)の有用性も認められ、
35ppm以上の濃度の製品が認められました。
使用の際には
①汚れ(有機物:手垢、油脂等)をあらかじめ除去すること
②対象物に対して十分な量を使用すること
以上の2点の注意点が発表されております。
ご使用の際は上記2点を注意してご使用ください。
詳しくはNITEのホームページをご覧ください。
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200626.html
微酸性次亜塩素酸水は厚生労働省の基準をクリアしているものをお選びください
①生成装置でつくられたもの(電気分解)のみを微酸性次亜塩素酸水を呼びます。
②希釈する必要はありません。
③微酸性次亜塩素酸水は10~80ppmです。
④酸性(PH6.5以下)です。
⑤スプレーボトルで利用する場合、
遮光容器に入れ生成年月日の記載が必要です
(生成日から1週間以内に使い切ること)
詳しくはこちら → http://www.fwf.or.jp/data_files/view/1723/mode:inline
お電話でのお問い合わせ 072-887-0777
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